超訳【金剛経】
第20話 真実と外見は関係ない (離色離相分)
2008.12.4
ブッダは、さらに続けます。
「スブーティよ、どう思う?
真実と一体化した者、つまり如来は、イケメンでパーフェクト・ボディを持っているかな?」
スブーティ:「・・・いいえ先生、そういうことにはなりません。
「イケメンである」ことは「イケメンでない」ことにほかならず、「パーフェクト・ボディを持つ」ことは「パーフェクト・ボディを持たない」ことだからです。
だからこそ、如来はパーフェクト・ボディのイケメンだということになるのです。」
ブッダ:「それではスブーティ、如来にはどんな特徴があるのだっけ?」
スブーティ:「先生、その話は本日3回目ですよ・・・
先ほど先生もおっしゃっていたではないですか。
「真実には「特徴がない」という特徴がある」、と。
如来とは真実そのもののことです。
だから如来に特徴などあるわけがありません。
如来には「特徴がない」という「特徴がある」のです。」