昼どき!霞ヶ関放浪記

にわか役人が自らの足・眼・舌・銭を使って、霞ヶ関の昼の「真実」を暴く!!

このコラムは、2002年夏から2003年春に実施した取材に基づいて書かれています。
文中に登場する省庁名、食堂名およびメニュー内容などは、現状と異なっている可能性が高いことをご了承くださいませ。
まぁ、そんなに大きくも変わらないでしょうけれども・・・(追加取材したいなぁ)

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更新日 2022-06-02 | 作成日 2021-12-07

経済産業省

「食堂」(和・洋・中・すし・喫茶・売店)

300席、カフェテリア方式
☆メニュー例:定食(和・洋・中)¥530、カレー¥350、にぎり寿司(松)¥690
        ※経産省の職員以外は割増(+30~60円)



1.各定食が530円、味噌ラーメン450円か、高くもないけど破滅的に安いわけでもないな。
2.サンプルもまずそう・・・もうちょっと美味しそうなサンプルを置けばいいのに。でも活気はあるなぁ。
1.おお、にぎり寿司がある。松寿司なんてにぎりが7個にかんぴょうなどの中巻が8個に軍艦1に玉子と盛りだくさんだ。
これで690円は安い!これにしようっと。
2.じゃ、ぼくもそうしよう。
1.食券をまず買うんだな・・・なんだこの食券販売機の「内部」「外部」という大きな札は!
2.経産省の職員とそれ以外で分けてあるだけだよ。他の省庁にはない仕組みだね。
1.特許庁もそうだったぞ!
2.ああ、あれは経産省の外局なんだよ。
1.セクショナリズムってやつか?・・・
なに!?松寿司750円?60円もアップしちゃうの?!
2.他のメニューも軒並み料金割増か。高くはないけどなんか損した気がするなぁ・・・
1.おお、一人前ずつ職人が握っているぞ!本格的・・・っていうか遅い!やたら時間がかかる。
2.うん、職人が一人しかいないのは少しツライかもしれないね。
1.しかし、広い食堂だな。300席はあるな、しかもひっきりなしに回転しているし。
2.うん、年齢層、男女比も今まで見てきた官庁の中で一番普通だ。一般企業の食堂みたい。
1.にぎり寿司、ネタはまぁスーパーで売っているようなレベルだけど、シャリがいまいちだなぁ。
2.うん、生ぬるい上に水っぽい。ボリュームはあるんだけど。
1.シャリは少なければ少ないほど高級だと思っていたけど、ここにはその逆が当てはまるな。
2.イカ・マグロ・鳥貝にコハダ、トビ子の軍艦とバラエティに富んでいるんだけど、固い貝だなぁ、ガムみたいだ・・・
1.皆、普通の定食を食べているようだね。あっちにすればよかったかな。
2.おお、本当だ!なんだ、見本より美味しそうじゃないか。次は僕もあっちにしよう。
1.そういえば、さっき別館の地下を通ってきたら、食堂(中華・和食・喫茶)が全部つぶれていたな。
「19年間のご愛顧有難うございました」とか張り紙がしてあったぞ。
6月に、またリニューアルオープンするらしい。
2.ええ?!あそこなくなっちゃったの?売店の薬売り場が結構安かったので、そこに行くついでによく和食コーナーで「かつとじ丼」とか食べてたのに。
場違いに露出度の高い服を着た女の子とかが多くて面白かったのに・・・
1.でもまた食堂になるらしいよ。ここにこれだけ広い食堂があるのにね。
2.全体としては可もなく不可もない感じかなぁ、ちょっとにぎり寿司は外れだったけど。
1.そうだね。
しかしみんな食べるのが早いなぁ。僕たちがきてから15分ぐらいしかたっていないけど、もうだいたい客が入れ替わっているぞ。
このペースだと、一日800人~1000人は確実に行きそうだ。
2.客単価500円としても日商50万円か。大繁盛店だね。さすが産業を司る省庁の食堂!
1.でも割増料金はやめて欲しいな。よく考えてみたら場所代とかは僕らの税金で賄われているんじゃないか。
むしろ安くしてくれてもいいぐらいだろ!