21
8月
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制作担当者(以下、制作):「部長、いま超訳【維摩経】の奥付をみていて気がついたのですが、去る8月9日が我らが書籍出版事業本部の設立一周年でしたね。」 事業本部長(以下、部長):「おお、本当だ! あれこれと忙しかったりアホみたいに暑かったりで忘れていたが、初版が刷り上ったのが去年の8月9日だったな。それまでは作家がひとりでテキストをmixiに出力するだけのものだったのを、我らスタッフが一致協力して書籍のかたちにし、ネットショップを開設して世に問う体制を整えたのだった。」 営業:「そうでしたね。そもそも何冊刷るのがよいのか、また頒布価格をどう設定するかなど、すべてが手探り状態でしたっけ・・・」 経理:「仕入れの話は胃が痛くなるのでやめておきますが、結局一冊1000円に落ち着いたのでしたね。企画段階での予定価格は500円だったのですが、それではとても成り立たないということで、最終的にその倍額となったのでした。市場性に乏しいニッチな学術書とか自費出版とかが一冊5000円近い値段がついているのには、それなりの理由があることがよくわかりましたね・・・」 部長:「あれは確かに苦渋の決断だったな。本来、人件費抜きだとしても3000円以上にしないととてもペイしないところを、「普及」を第一義に掲げてなんとか1000円に押さえたのだよ。」 営業:「お客さんからみたらそれがギリギリの線でしたね。一般的な文庫本だって1000円未満のものが大半です。豪華装丁でもなく、なんとか書籍としての体裁を保っているだけのレベルの小冊子に支払うには、それが限界でしょう。」 部長:「愛情は込めているんだがなぁ・・・」 営業:「善意の第三者には関係のないことですよ。新妻のヘタクソな料理も本人の目前で食べるからなんとかガマンできるのであって、同じものを食堂で金を払って食べるかといわれればNOでしょう?」 部長:「そう言われると返す言葉もないが・・・」 営業:「とはいえ、初版は全て読者の手に渡り、増補改訂版ももう15冊ほど出ました。シリーズ3冊合計では60冊近くになります。ありがたいことではありませんか!」 部長:「まったくだなぁ。こうやって今日もお酒が飲めるのも、読者の皆さまのお陰だよなぁ。」 一同:「まだ昼ですよ!」(苦笑) 部長:「・・・ところで作家はどうした? 第4弾の執筆は進んでおるのか?」 制作:「それが・・・ ドラクエ9にはまってしまって、それどころではないようです。なんでも通算プレイ時間が100を越えたとか。」 部長:「なんだと!? ・・・全くしょうがないヤツだなぁ、「時光惜しむべし」とか偉そうなことを言っていたくせに。」 制作:「いや、寝る間も惜しんでプレイしているようですよ。」 一同:「ダメだこりゃ!」(溜息)

17
8月

夕刻、ぶんちん堂・書籍出版事業本部にて。 事業本部長(以下、部長):「ああ、今日も一日暑かったなぁ。朝晩はまだ涼しいのが救いだが、こう暑いと、気力はもとより思考能力も低下気味で困ったものだ。マムシドリンクでも飲んで気合を入れるしかないか・・・ どうした、浮かない顔をして?」 営業:「いや、今回また新たな発注があったので、焼きたてホカホカのヤツを出荷前に念のためにパラパラとめくって検品していたところ、誤字が発見されたのですよ。」 部長:「なに!? 各種原稿は相当念入りに校正作業をしたハズではなかったのか?」 営業:「はい。 しかし、今回の部分はまったくもって盲点でした。以前、「超訳・無門関」冒頭の序と目次部分のデータを作家が酔っ払って失ってしまったというご報告をしましたよね?」 部長:「ああ、あれか。情けない話だよな、まったく!」 営業:「ええ、それで今回、この際だから本文全体を見直して相当に加筆訂正を実施し、あわせて誤字脱字の類も修正したのですが、序と目次に関しては特に書き直すほどのこともなかったので、初版時の印刷物をスキャナOCRで取り込んで、体裁を整えることで原稿データを作ったのですよ。最近のOCRはかなり認識率も高いので、ほとんどそのまま使うことができたのですが、そこに油断があったようです。」 部長:「おお、これか。 ・・・なるほど、いきなり「~」が「1」に、「七」が「セ」になっているな。この部分は私も何度も目を通したのだが、気がつかなかったなぁ・・・ やたらと画数の多い難しい漢字などは一所懸命確認したのに。」 営業:「ですよねぇ、私も相当細かくチェックしていたのですが、まるで気がつきませんでした。人間って、多少の誤差は脳内で修正してしまうので、黙読するだけではちょっとしたエラーには気がつかないんですよね・・・」 制作:「このOCRで作成した目次部分には、それ以外にも、「ゃ」であるべきところが「や」となっている箇所が発見されています。OCRは小文字が苦手なんですかね。」 部長:「うーむ、都合5箇所ぐらいあるなぁ。内容的に影響するような部分ではないのだが、「完璧を期す」という点からは、なんともカッコ悪いと言わざるを得ない。」 制作:「今回出荷対応した分については全部やり直したのですが、既に出荷された分はどうしましょうか?」 部長:「むむむ・・・ 「無償で交換」と言いたいところだが、そうでなくとも厳しい台所事情だ。ここはひとつ、お客様の「ご理解」を求めたいところなのだが・・・」 営業:「そうですね。なんとも不細工な話ですが、書店で売られているような結構高額な本でも、いきなり正誤表が入っていることもあるわけですし・・・」 経理:「そうですね。かの名作「ジョジョの奇妙な冒険」ですらも、第1話でいきなり「何をするだァーッ」とか、思いっきり「ん」が抜けちゃっていたにもかかわらず、66刷になるまで訂正されなかったそうですし、気づいた都度直すということでいいんじゃないですかね?」 部長:「そうだなぁ、あれはむしろ直されちゃって残念なぐらいだったよ。今回の誤植も、かえって作品の「レア」度が高まるものと受け取っていただけるとありがたいと思うばかりだ。」 営業:「そうですよ。パンだって焼き上がりはロットによってみな完全に同じ形状ではないではないですか。「手作りの味」の範疇ですよ!」 部長:「気楽なこと言いやがって! あれは食べたらなくなってしまうものだから、まだいいんだよ。ずっと残っていくものでそれはなかなかキビシイのだ。・・・とはいえ、いちいち交換に応じるのもキビシイのもまた事実。誠に申し訳ないが、ここはご理解いただくしかないな。」 販売:「というわけで、お求めになったもので誤植を発見された皆さま、まことに恐縮ですが、ご事情ご理解くださいませ。」 一同: < (_ _)>

部長:「・・・暑い。暑すぎる!! 機材の発する熱と我らの発する熱気で室温は上昇するばかりではないか!」 制作:「そうですね。クーラー全開にしていないとキビシイですよね。我らが暑いだけなら根性で乗り切ればよいのですが、先日などCPUが熱暴走して危うく作業内容が飛ぶところでしたよ・・・」 部長:「ああ、あれか。CPUの過熱アラーム音など初めて聞いたよ・・・ びっくりしたよなぁ。」 制作:「そういえば、また新規の注文があったようですよ。さっき販売担当者から報告がありました。」 部長:「おお、それは素晴らしい! その調子でどんどん注文がくるといいなぁ。 ところで話は変わるが、Shopページにはそれぞれの商品ごとに「レビュー」を書き込めるようになっているよな? あれ、全然活用されていないようなのだが、どうなっておるのだ?」 制作:「ああ、「ブックレビュー」欄ですよね。私も気になっていました。おい、システム管理者よ、どういうことなんだ?」 シス管:「・・・いや、それなんですが、やっぱり皆さん、まだ誰も書いていないところに最初に書き込むのには抵抗があるのではないですかね。」 部長:「いや、近頃では「1」をゲットすることに生きがいを見出す向きも多いと聞いているのだが?」 シス管:「うーん、そういう向きのお方は、我らの本のジャンルとはマッチしないのかも知れませんね。」 制作:「しかし、いつまでもこのままでも寂しいよな。誰かスタッフにサクラで書かせたらどうだ?」 シス管:「いや、実は作家自らサクラとなって、一回書いてみたんですよ。・・・で、なんかサムイということになって、削除してしまったというわけです。」 部長:「まぁ、自画自賛、というか自作自演というのも、さらに詫び寂びが増すばかりか・・・ しばらく様子見するしかないか。」 営業:「レビューを書いてくれた方に何かプレゼントするというキャンペーンを実施してはどうでしょうか?」 部長:「・・・何をプレゼントするのだ?」 営業:「我らの本とか。」 部長:「いや、そんなに同じものばかり何冊もいらないだろう、普通!」 営業:「だって、ほかになにもないじゃありませんか!」 部長:「我らスタッフと一緒に飲みに行ける、という特典はどうだ?」 一同:(苦笑)

夕刻、ぶんちん堂・東京オフィスにて。 事業本部長(以下、部長):「・・・暑い。夏だから暑いのは当然としても、7月は割と涼しかったので油断していたところに急に暑くなられると、体力的にも結構きついなぁ。せめて日暮れ頃からは涼やかな風が吹いてヒグラシが鳴く・・・というのが理想の風情なのだが。」 作家:「まぁ、仕方ないですよ。「暑いときは暑く、寒い時は寒い。それが「この世の真実」だ!」と、禅宗の書である「碧巌録」には繰り返し説かれているではありませんか。・・・個人的にはずっと春か秋であってほしいと思っているのですがね。」 部長:「そうだなぁ、その方が身体も楽なような気がするな。ただ、メリハリがなくてつまらなく思う時もあるんじゃないかな?」 作家:「ですね。ひがな一日ゴロゴロしていて涼しい気候、というのでは、きっとビールも旨くないでしょう。「ガーっときて、バーっといって、ダーっと飲む」というのがビールの醍醐味ですしね。」 部長:「意味はわからんが、なんとなくそんな感じかもな。(笑) ところで、次回作はどうするのだ?」 作家:「ええ、例の「夢中問答」でいこうかと思っています。かつて10話分ぐらい書いてあったのですが、間が空きすぎて「ノリ」を忘れてしまったので、中国語で書かれている「後書き」をなぞって、なんとか感覚を取り戻してきたところです。」 部長:「そうかそうか! 気が早くて恐縮だが、完成はいつぐらいになるかな?」 作家:「そうですねぇ、100話近くあるうちの10話ぐらいが終わっていますから、一日の作業時間が数時間として、あと3ヶ月以上はかかりますね。毎日やれるわけでもないので、なんだかんだでその倍ぐらいかかるかも知れません。」 部長:「むう、秋口はムリだとは思ったが・・・ なんとか今年中には刊行したいものだなぁ。」 作家:「ですねぇ、なんとか頑張ってみますわ。」 部長:「よろしく頼むわ。 ・・・どこへ行くのだ?」 作家:「いや、近所で花火大会があるらしいので・・・」 部長:「おお、オレも行く! ツマミと缶ビールは任せておけ! オマエは場所取りだ!」 作家:(苦笑)

夕刻、ぶんちん堂・東京オフィスにて。 ブログ管理人(以下、管理人):「みなさま、ぶんちん堂 Web Shop 公式ブログ開設の運びとなりました!日々の活動の記録やお知らせなどをどんどんアップして参りたいと思いますので、今後ともよろしくお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます!」 事業本部長(以下、部長):「いや、このエントリの並びはなんかおかしくないか?本来このエントリが一番最初にくるべきなのに、過去日付のエントリが先に掲載されているぞ。」 管理人:「いや、それには色々と事情があるのですよ。」 部長:「システムの使い方がよくわかってないだけだろ?」 管理人:「・・・はい、そうです。」 部長:「まぁ、ブログもサービスを提供している会社ごとに色々とクセがあるからなぁ。使い勝手のよしあし、というか、慣れの問題もかなり大きいし。ところで、なんで今さらブログなど開設するのだ?」 管理人:「ショップページに「ライブ感」を持たせようと思ったのですが、わりとカッチリしたシステムであることが災いして、あまり構成がいじれなかったのですよ。「新着情報」に入れれば済むかとも思ったのですが、あそこにあまり情報を詰め込みすぎるのもウザイですし・・・」 部長:「従来どおり下書きに使っている「mixi」で用が足りるのではないか?」 管理人:「いや、それも考えたのですが、現段階ではまだ「mixi」は招待会員制なので、誰もがふらっと訪れるというわけにはいかないじゃないですか。「ぶんちん堂」全体は既にパブリックスペースに進出しているのですから、それにまつわるあれこれの情報発信もオープンであるべきですよ。」 部長:「そんなもんかなぁ。」 管理人:「そんなもんなのです!」 部長:「・・・継続できるのか?」 管理人:「うっ・・・イタイところを・・・」 部長:「結局、この書き込みの後、2、3回更新してあとは野ざらしになるのではないのか?」 管理人:「い、いや、大丈夫ですよ。このブログはこれまで失敗してきたような「高邁な思想を謳いあげる」とか、「オリジナル大論文を発表する」とか、「日々の思いを語る」とかではないのですから!」 部長:「・・・いや、あまり説得力がないな。どう違うというのだ?」 管理人:「一人者視点ではないということです。人間がひとりで思いつくことなど、所詮は多寡が知れています。ブログが行き詰るのは、主にその限界をクリアできないからです。巷でも継続性の強いブログはみな、それを解決するための工夫があります。たとえばニュースや時事問題などをネタにしたものなどがそうですが、それも余程の見識をもってやらない限り、「脊髄反射」的な内容のオンパレードとなってしまうので、読む側に「オナカいっぱい」感を与えないようにしつつ品性を保つのは至難の業です。」 部長:「・・・だから何なのだ?」 管理人:「我々は「ひとり」ではないということですよ! たくさんの人格があれば、それだけ多角的なエントリを生み出すことが可能となるということです!」 部長:「大丈夫かなぁ・・・」 管理人:「大丈夫でしょう、きっと・・・ 死にはしないでしょうし。」 部長:「誰がだよ!(苦笑)」