事業本部長(以下、部長):「また一ヶ月以上書き込みが途絶してしまったな。ちゃんとやらんかバカモノ! ・・・と、以前も言ったハズだが?」 システム管理者(以下、管理):「いやいや、ちゃんとやっていますよ。こう見えても水面下でアレコレと研究開発に邁進しておるのです。」 部長:「ほう、いったい何をやっていたと言うのだ?」 管理者:「部長、聞くところによると今年、2010年こそが日本、いや世界における「電子書籍」の元年となるらしいではないですか。 作家本人はともかく、制作に携わる我らは 常に疑問に思っていたのです。 なんでPCに入力されたテキスト、つまり電子データが既にあるのに、それを大変な労力をかけてレイアウトしたり用紙を選んだり糊を選んだりインクを選んだり印刷機で悩んだり 帳合にしくじったり断裁で途方に暮れたりしなければならないのか。 また、お客様にお届けするために封筒を選んだり包装に気を配ったり印刷方向を間違えて頭を抱えたえりしなければならないのか。 もっと言うなら、そのためにリスクを犯して個人情報を収集したり振り込みを確認したり配送所まで足を運んでヘタクソな字で伝票を書かなければならないのか、と。 「超訳文庫」は既にほぼ全文がインターネット上に掲載されていますので、それを読めばもう充分内容を知ることができるのです。 それなのになぜ、先に述べたような様々な苦難を乗り越えてまで「本」にしなければならないのか!?」 部長:「わかったわかった! まぁ、落ち着いてくれ。」 管理者:「ハァハァ・・・ 失礼しました。要するにいわゆる「本」とはメディアとして極めて贅沢なものである、と言いたかったのです。 くどくなるのでこの辺で止めておきますが、もしも「電子書籍」なる ものが可能となれば、前述の苦難の大半は消滅します。 値段も恐らくとても安くできるでしょう。少なくとも半額ぐらいには。 また、サンプルの配布も容易になります。 決済システムに工夫を凝らせば、個人情報もメールアドレス程度しか必要無くなるでしょう。 在庫の悩みも無くなります。」 部長:「わかったわかった、皆まで言うな! どれだけ口で言われたって、この眼で見てみないことには何だかよくわからんぞ。」 管理者:「そうくると思っていました。今般、ようやくテスト版が完成しましたのでお見せしましょう。こんな感じです。」 部長:「こ、これは・・・ この装置はそもそも何だ?」 管理者:「iPhoneですよ。電車の中で見かけるインドの方々がもれなく没頭されているイカしたデバイスです。」 部長:「ほう、噂には聞いていたが、これがそうか。確かにこれならケータイ電話のように「小さな画面に極小の文字」ということもなく、中年の我らの眼にも優しいな。」 管理者:「文字サイズやコントラストなども自由に変えることができます。そして見てください。なんと本物の本のように、ページがめくれるんですよ!」 部長:「こ、これは凄い! このページめくりだけで半日は遊べそうだ。なるほど、操作性もバツグンというわけか。」 管理者:「あとはちゃんとしたデータを作って公開するだけです。 以下に上記サンプルのiPhoneでの使用方法を記します。」 ●無料の電子書籍リーダーアプリ「Stanza」で読む方法 ※事前に「App Store」で「Stanza」をダウンロードする 下部メニューの「ブックを取得」を選択 上部バーの「ダウンロード」を選択 画面右上の「+」を選択し、URLを入力してダウンロード ※試作データのURL 「超訳・抱朴子」電子書籍version(サンプル) http://bunchin.com/choyaku/paoputzu.epub 部長:「なるほどなぁ、しかし、こういうもので本を読む時代が来るとは・・・ よくわかったので、引き続き研究開発を続けてくれたまえ。 書籍版の方は、これまで通りやっていくことにしよう。 こういうものが出てしまった以上、もはや印刷物のフォントサイズなどに必要以上に凝っても意味がないことがよくわかったよ。」 管理者:「そうですね。これら電子書籍の未来は、このiPhoneを始めとした「電子書籍リーダー」がどれだけ普及するかにかかっています。 これまた私見ですが、kindleもさることながら、iPadが発売された今年こそ、電子書籍普及元年だと思うのですよ。」 部長:「なるほどよくわかった。それでは今夜は電子書籍の夜明けを祝ってパーッとやることにしよう!」 管理者:「電子デバイスにビールとかこぼさないでくださいね・・・(苦笑)」