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8月
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制作担当者(以下、制作):「部長、いま超訳【維摩経】の奥付をみていて気がついたのですが、去る8月9日が我らが書籍出版事業本部の設立一周年でしたね。」

事業本部長(以下、部長):「おお、本当だ! あれこれと忙しかったりアホみたいに暑かったりで忘れていたが、初版が刷り上ったのが去年の8月9日だったな。それまでは作家がひとりでテキストをmixiに出力するだけのものだったのを、我らスタッフが一致協力して書籍のかたちにし、ネットショップを開設して世に問う体制を整えたのだった。」

営業:「そうでしたね。そもそも何冊刷るのがよいのか、また頒布価格をどう設定するかなど、すべてが手探り状態でしたっけ・・・」

経理:「仕入れの話は胃が痛くなるのでやめておきますが、結局一冊1000円に落ち着いたのでしたね。企画段階での予定価格は500円だったのですが、それではとても成り立たないということで、最終的にその倍額となったのでした。市場性に乏しいニッチな学術書とか自費出版とかが一冊5000円近い値段がついているのには、それなりの理由があることがよくわかりましたね・・・」

部長:「あれは確かに苦渋の決断だったな。本来、人件費抜きだとしても3000円以上にしないととてもペイしないところを、「普及」を第一義に掲げてなんとか1000円に押さえたのだよ。」

営業:「お客さんからみたらそれがギリギリの線でしたね。一般的な文庫本だって1000円未満のものが大半です。豪華装丁でもなく、なんとか書籍としての体裁を保っているだけのレベルの小冊子に支払うには、それが限界でしょう。」

部長:「愛情は込めているんだがなぁ・・・」

営業:「善意の第三者には関係のないことですよ。新妻のヘタクソな料理も本人の目前で食べるからなんとかガマンできるのであって、同じものを食堂で金を払って食べるかといわれればNOでしょう?」

部長:「そう言われると返す言葉もないが・・・」

営業:「とはいえ、初版は全て読者の手に渡り、増補改訂版ももう15冊ほど出ました。シリーズ3冊合計では60冊近くになります。ありがたいことではありませんか!」

部長:「まったくだなぁ。こうやって今日もお酒が飲めるのも、読者の皆さまのお陰だよなぁ。」

一同:「まだ昼ですよ!」(苦笑)

部長:「・・・ところで作家はどうした? 第4弾の執筆は進んでおるのか?」

制作:「それが・・・ ドラクエ9にはまってしまって、それどころではないようです。なんでも通算プレイ時間が100を越えたとか。」

部長:「なんだと!? ・・・全くしょうがないヤツだなぁ、「時光惜しむべし」とか偉そうなことを言っていたくせに。」

制作:「いや、寝る間も惜しんでプレイしているようですよ。」

一同:「ダメだこりゃ!」(溜息)

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