好雪ひらひら
【夢魔の書】戦馬の矜恃
2006.3.2
敵将との一騎打ちと相成った。
私は馬に引かせた戦車(古代ローマ風)だが、敵将の戦車を引いているのは、なんとライオンである。
互いの戦車が大破するほどの激戦の末、辛くも勝利。
馬に乗って凱旋しようとしたところ、馬に次のような主張をされた。
- 闘ったのは貴方だけではない。私も命がけで闘った。
- そういう意味では、私もこの闘いの勝者である。
- 勝者である私が、何故、下にならなければならないのか?
- というわけで、貴方を乗せることはお断りする!
仕方なく、歩き始めてふと見ると、
なんと、馬がライオンに跨って(というか乗っかって)やってくるではないか!
たとえ百獣の王といえども、敗者は勝者に従うべきだということか。
なんともあきれた馬であることよ。
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中国武術家である徐紀(Adam Hsu)老師の論文をご紹介。
【中国武術論】
作家による古典翻訳以外の文章です。
夢日記、怪奇体験、食べ歩き、随筆等、バラエティに富んだ独自のワールドをお楽しみくださいませ。
好雪片片
霞が関官庁街の食堂めぐり記録です。
2002~2003年の取材内容を元に書かれています。