東西の古典を、きわめて平易な現代語に訳出する試みです。
意によって大幅に構成を改編し、読みやすくするために潤色を施しています。

updated 2022-06-12

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【夢魔の書】白猫の誘い

2006.5.28

久し振りに母方の実家に遊びに行くと、リフォームしたらしく、相当薄汚かった2階の部屋とかも、白いクロス張りでとてもきれいになっていた。
昔懐かしい本とかを読みながら、一人静かに過ごしていると、背後に何かの気配を感じた。
「?」
と思い振り向くと、白い壁の隙間に、一匹の白い猫がいる。
ふさふさとした毛並み。
なかなか人懐こそうな感じだ。メスか?
じっとしているので、そのまま無視して本に目を戻すと、その猫、手を伸ばしてきて後ろから私の肩をつつく。
ちょいちょい、という感じであり、まさに「招き猫」。
「なんだよ?」
と、本を閉じると腰をあげ、猫の方に向き直る。
見ると、猫のいる隙間は奥まで通じるダクトのようなものであることが判明。
頑張れば人も通れるか?
で、猫に導かれるまま、もそもそと入り込んでみる。
ダクト自体は1mもない短いものだった。
抜けた先は、小部屋、というか10畳ほどの部屋になっていた。
正面に祭壇風のものがあり、かなり前に塗り込められたままらしい、ちょっとかび臭いヒンヤリした空気が流れている。
先導してくれた白猫は、トットット、と歩くと祭壇の横に腰を下ろした。
見ると、同様の白猫が数匹おり、私を見ている。
改めて周囲を見回してみると、薄暗いながらもその作りがわかってきた。
やはりここは何かの儀式を司る祭壇、というか教会であったようだ。
いくつかある扉はすべて漆喰で塗り固められており、誰にも気づかれないようにされていた。
祭壇の中央部までいってみる。
置いてある資料を見ているうちに、ある感覚が甦ってきた。
そうだ、この家には古来から続く儀式があったのだ。
伝承を復活させなくては!

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