好雪片片【夢日記編】

くちばっかりのくに

2008.11.12

身の上話は続く。
 
かつて、その「言葉」ゆえに愛され、のち、「言葉」ゆえに傷つけられることとなったのだと。
 
ふと見ると、確かに満身創痍のありさまだ。
 
そして言う。
 
東の果てに、他人に興味を持たない人々の住む国があると聞き、めざすのだと。
 
私はたずねた。
 
あなたはいったい、なんという国からやってきたのか、と。
 
全身血まみれの彼女は答えた。
 
口盤国(くちばっかりのくに)から来たのだ、と。