好雪ひらひら
【怪奇体験集】天王山の怪:イントロダクション
2005.8.6
かつて私は、大阪と京都の県境にある山崎(ウイスキーで有名)に住んでいました。
当時、不摂生がたたって75kg(体脂肪率25%)まで増えてしまっていた肉体を、若さと体力に任せて、ひと夏で65kg(体脂肪率15%)まで落としたことがあります。
何をしたか?
自宅から天王山山頂(標高270m)まで走って登り下りすることを毎日、休日は朝夕、のってくると更に奥地にある柳谷観音(天王山から奥まること約5㎞)まで足を伸ばすということを繰り返していたのです。(5kgのパワーアンクル着用)
JR山崎駅から線路を渡ってすぐの道を直進すると、いきなりもの凄い急坂になっています。
それが宝寺経由の天王山登山道の入口です。
最初は登るだけで息が切れていたのですが、そのうち登り10分、下り7分で行けるようになってきました。
そうなってくるともう楽しくて仕方がなく、道もわかっているのをよいことに、多少の雨でも実施。
日が暮れてしまっても実施。
「熊出没騒動」のさなかでも実施と、もはや「addict」・・・
休日の日中などは、ハイキング客でにぎやかな場所なのですが、日暮れが迫ると、山はその容貌を一変させます。
ましてや、天王山は古合戦場でもある歴史風土の地。
曰く因縁はありまくりで、よく見ると全体が結界となっている。(都の守護のためと思われる)
あとから知った恐ろしい伝説などもたくさんあったりしてなかなか楽しいところです。山崎周辺は。
メジャーなところでは「信貴山縁起絵巻」の「山崎長者」の段などが有名でしょうか。
さて、前振りも自分で書いていて飽きてきましたので、そろそろ本題に入りたいと思います。
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中国武術家である徐紀(Adam Hsu)老師の論文をご紹介。
【中国武術論】
作家による古典翻訳以外の文章です。
夢日記、怪奇体験、食べ歩き、随筆等、バラエティに富んだ独自のワールドをお楽しみくださいませ。
好雪片片
霞が関官庁街の食堂めぐり記録です。
2002~2003年の取材内容を元に書かれています。