別訳【列子】
4-3 聖人は誰だ?附録
2007.11.21
人名解説:
- 夏の禹王:かのうおう、紀元前2000年頃の人。黄河の治水事業で有名。
- 殷の湯王:いんのとうおう、紀元前1600年頃の人。暴君といわれた夏の桀王を滅ぼし、殷を創始した。
- 周の文王・武王(紀元前1100年頃の人。暴君といわれた商の紂王を滅ぼし、周を創始した。
- 黄帝:(こうてい、紀元前2600年頃の人。諸侯を討伐して中原を統一、中華民族の祖と呼ばれる。指南車の開発でも有名。
- 顓頊:せんぎょく、黄帝の孫。天へ通じる道を閉ざし、それまで混在していた神と人を分離したという。
- 嚳:こく、黄帝の曾孫。生まれてすぐに自分の名前が言えるほどの聡明さを持ち、仁政を行ったという。
- 堯:ぎょう、それまで10個あった太陽を9つ撃墜し、1つだけにしたという。
- 舜:しゅん、篤実な性格で人望が厚く、3年も同じ場所に住むと、その場所は集まった人たちで都会となったという。禹の治水事業の発注者。
- 燧人:すいじん。太古の昔、人類に火の使い方を教えたという。
- 伏羲:ふっき。太古の昔、大洪水で人類が滅んだ時に妹の女媧と共に生き残り、後の人類の祖となったという。人類に漁業を教え、「八卦」を創始した。
- 神農:じんのう。太古の昔、人類に医療と農業を教えたという。